考えた内容に偏りや思い込みがないかチェックする
ストレスがあるときは、誰でもわるいほうにばかり
目が行き、一方的に判断してしまいがち。
そこで、あなたの考えた内容に、事実に反する偏りや、思
みがないか、客観的にチェックをします。
あなたの考え方のゆがみを確認しよう
前回の3で記入したあなたの考え方に、クセやパターンがあるか確認してみましょう。
下の①〜⑨は、些細な考え方やものの見方の代表的な例。これはと思う項目にチェックし、
その理由も記入して。落ち込んでいるときに陥りやすい思考パターン、考え方のクセが表れます。
①根拠のない決めつけ ⬜︎
根拠もないのに、思いついたままを信じ込む。
例)夫がジムに通いたいといいだした時、続かないだろうと入会を反対した。
②白黒思考 ⬜︎
曖昧な状態が嫌いで、ものごとをはっきりさせたがる。
例)どんなに忙しくても、掃除がゆきとどいていないと、すごく気になる。
③部分的焦点づけ ⬜︎
自分が気になることだけに目を向けて、結論づけてしまう。
例)公園デビューしたが、声をかけてくれなかった。絶対仲間に入れない。
④過大評価・過小評価 ⬜︎
ものごとを実際より高く評価したり、逆に低く見る。
例)重要な立場を任されたけど、とても務まりそうにないと断ってしまう。
⑤べき思考 ⬜︎
「〜すべき」と自分の行動を制限してしまう。
例)子育てで大変なのに、「主婦として家事も完璧にこなすべきだ」と無理をする。
⑥極端な一般化 ⬜︎
ひとつの出来事からすべて同じ結果になると結論づけてしまう。
例)子どもが喧嘩をしたと聞き、いじめられていると考える。
⑦事故関連づけ ⬜︎
悪いことが起きると、自分に責任があるように思い込む。
例)ペットの事故死を、注意が足りなかったからだと、自分のせいにする。
⑧情緒的な理由づけ ⬜︎
そのときの感情で、ものごとを判断する。
例)転職先で不安を感じると、「こんなに不安だから、この仕事は向かない」と思い込む。
⑨自分で実現してしまう予言 ⬜︎
否定的な予測をし、失敗すると、予想どおりと信じ込む。
例)スピーチで、緊張すると思い、頭が真っ白に。やっぱり・・・・と思う。
アドバイス
考え方のチェックは心の視野を広げる練習帳です。
ストレスがあると激しい感情に支配され、理性的な判断がつきにくくなってしまいます。
考え方のチェックは、頭の中をはっきりとさせて気分の落ち込みを和らげるとともに、バランスのよい考えかたを身につけるのに役立ちます。
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